「いちじくってどうやって食べるんだろう。皮ってどう剥くのかな。」いちじくを食べ慣れていないと、よく分からないですよね。私自身も、父がいちじく農家になるまでいちじくを食べたことがなく、いちじくを初めて目の前にしたときに同じ疑問をもちました。
そこで今回は、いちじくを食べるときの皮の剥き方や切り方を3つ(+通な食べ方も)ご紹介します。それぞれ触感や感じる味が全然違うので、是非全て試して自分の好きな剥き方・切り方を見つけていただければと思います。
1.半分に切ってスプーンで食べる
一番簡単な方法です。まずはいちじくを包丁やナイフで縦にスパッと切りましょう。
このように美味しそうな赤い部分が出てきます。赤い部分は花なんですよ。
あとはスプーンですくって食べるだけ。
初めていちじくを食べたときはどこまで食べて良いのか悩みましたが、赤いところだけじゃなくて、白い部分も食べられます。完熟しているいちじくは皮ごと食べる方もいらっしゃいますよ。
赤いところはぷちぷちと、白い部分はとろっとしてて、両方美味しいです。
包丁で一回切るだけなので、いちじくに触れる回数が少なくて済みますから、手のかゆみが気になる方にもおすすめです。
ポイント
いちじくから出てくる白い液体にはタンパク質を分解する酵素が含まれており、肌の弱い方はヒリヒリと痒くなり荒れてしまう原因になることがあります。
2.皮を剥いてまるごと食べる
個人的に一番好きな食べ方がこちらです。いちじくをバナナのように剥いていきます。
まず、このようにいちじくのヘタの部分を持って
反っている方にぐっと手で剥きます。
ゆっくりとヘタをおしりの方に引っ張ると
このようにスルスルと剥けます。
最初の剥き始めがうまく行かない場合は包丁で切れ目を入れてあげましょう。
気になる方はおしりの部分に残った皮を包丁で剥けば
まるごといちじくの完成です。
あとはフォークでガブッと食べるだけ。口いっぱいに広がるいちじくはとってもジューシーで、舌全体をいちじくが覆うからか甘みも強く感じてとっても美味しいです。
同じいちじくなのに切り方でココまで違うのかと私自身とても驚いた食べ方なので、未体験の方は是非試していただきたいなと思います。
3.くし切りにして彩り鮮やかに
次はくし切りです。サラダにしたりタルトにのせたりと料理やスイーツに使うときは、このくし切りをよく使いますよね。いちじくといえばこの切り方という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは皮がついたいちじくからヘタを切り落とします。
次に縦に半分に切って
くし切りにしていきます。今回は半分に切ったいちじくを約3等分にしています。
こんな感じですね。
次に皮を剥いて行きます。このあたりは個人の好みだと思いますが、私はまずヘタを落とした部分から皮の近くに包丁を入れます。
包丁はまな板に平行にキープしたまま、いちじくの方を包丁に沿わすように皮を剥いていきます。
もちろん、いちじくを手に持ってりんごを剥くように剥いてもOKです。
残りのいちじくも全部剥けば完成です。
仕上がりが綺麗なので私はこの方法が好きですが、もちろんまるごと皮を剥いてからくし切りにしても大丈夫です。(その方がもしかしたら早いかも知れないですね。)
くし切りのいちじくは、とても色鮮やかで目に楽しいです。あっさりと気軽にパクパク食べられます。
4.【通な食べ方】皮ごとそのまま
最後に完熟いちじくならではの、通な食べ方をご紹介します。といっても、いちじくを水で軽く洗い、手で割って皮ごとかぶりつくだけ。
皮ごとかぶりつきますから、当然皮の際(きわ)まで余す所なく果肉を味わえますし、皮自体の食感もアクセントとなり、皮を剥いて食べるのとはまた違った美味しさがあります。
人によっては食べた後に舌が少しヒリヒリ感じたり、独特の皮の食感が苦手な方もいるかも知れませんが、興味がある方は是非試して見てください。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。いちじくの代表的な3つの剥き方・切り方と通な食べ方をご紹介いたしました。
個人的にはまるごと皮を剥いてガブッと食べる食べ方が一番好きです。是非皆さんの好みの食べ方を見つけてくださいね。
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