いちじくとは

いちじくの旬は夏と秋の2回?!美味しい季節ならでは食べ方もご紹介

ふと、食べたいなぁと思い出す“いちじく”。秋の食べ物というイメージをお持ちの方も多いかも知れません。でも品種によっては夏に旬を迎えるいちじくもあるんですよ。今回は、そんないちじくの旬について詳しくご説明します。

1.いちじくの旬は夏と秋の2回

秋の果物というイメージが強いいちじくですが、実は品種によって夏に旬を迎えるものと秋に旬を迎えるものの大きく2種類があるんです。それぞれ”夏果専用品種”と”秋果専用品種”と呼ばれています。また、”夏秋果兼用品種”という夏も秋も収穫できる品種もあります。

日本で最も流通している”桝井(ますい)ドーフィン”といういちじくは、この”夏秋兼用品種”と言われる品種の一つで、一大生産地である愛知県では5月くらいから市場に出回り始めているんですよ。

ここでは”夏果専用品種”と”秋果専用品種”、”兼用品種”について、それぞれ代表的ないちじくをご紹介します。

1-1.夏が旬のいちじくの品種(夏果専用品種)

まず夏果専用品種です。”ビオレ・ドーフィン”や”ザ・キング”という品種が有名です。

1-2.秋が旬のいちじくの品種(秋果専用品種)

次に秋果専用品種です。”日本種(別名:蓬莱柿/ほうらいし)”や”ビオレ・ソリエス”という品種などがあります。

ビオレ・ソリエス

(ビオレ・ソリエス)

1-3.夏から秋にかけて旬のいちじくの品種(夏秋果兼用品種)

最後に夏秋果兼用品種です。”桝井ドーフィン”や”ブラウン・ターキー”などがあります。

桝井ドーフィンの写真

(桝井ドーフィン)

前述の通り”桝井ドーフィン”が日本で最も一般的な品種で、日本のいちじく流通量の約8割はこの”桝井ドーフィン”と言われています。

なお、夏秋果兼用品種のいちじくでも、”一文字仕立て”という秋果の収穫が安定し剪定等の管理がしやすい仕立て方をしている場合には、夏果の芽をかいて秋果だけを収穫する場合もあります。

メモ

小出農園はこの一文字仕立てを採用していちじくを育てています。

2.東京都中央卸売市場のデータで見るいちじくの旬

では、旬とそうでない時期でどれだけ違いがあるのか。東京都中央卸売市場の統計情報もとに掘り下げて見たいと思います。

下のグラフは、2019年における産地別いちじくの取扱数量を表したものです。グラフを作成するにあたり生産量上位6県に絞っていますが、どの産地も傾向は同じです。

 

生産量上位6県におけるいちじく取扱数量の推移

(東京都中央卸売市場の市場統計情報(月報)をもとに、小出農園のいちじくブログが作成。)

4月5月ぐらいから愛知県産が出回り始め、8月9月が全国的に最盛期、11月くらいまで収穫が続く様子が分かります。このデータから読み解くと日本におけるいちじくの旬は実質8月9月と言ってしまってもいいかも知れませんね。

東京都中央卸売市場の市場統計情報(月報)とは、豊洲市場を含む都内11市場の取扱状況がまとめられた統計情報です。全国の取扱状況と必ずしも一致するものではなくあくまで傾向ということで御覧ください。

愛知県はいちじく一大生産地で、ビニールハウスでのいちじく栽培も盛んなことから、天気や気温に左右されず早い時期から安定した品質のいちじくを出荷できているものと思われます。

小出農園がある千葉県は全国で6番目のいちじく産地で、全国の傾向と同じく8月に最盛期を迎えます。小出農園でも2020年8月8日に、今年はじめての収穫が出来ました。今年は例年より少し早めかも知れません。

今年初収穫したいちじくの写真

(今年初収穫したいちじく)

3.旬ならではの美味しいいちじくを食べよう

いちじくの旬がいつか分かったところで、せっかくですから美味しいいちじくを召し上がっていただくため、いちじくの見分け方や旬ならではの食べ方をご紹介します。

3-1.味しいいちじくの見分け方

いちじくは完熟しているかどうか見分けるのが難しい果物ですが、以下のような点を参考に見分けて見てください。

3-1-1.果肉の硬さ

ふっくらして果肉が固すぎず耳たぶを軽くつまんだような感触が完熟の証。ゴムのような触感のものは未熟です。

3-1-2.果皮の色づき

ヘタのところまで赤紫色に染まると食べ頃と言えるでしょう。(桝井ドーフィンの場合です。完熟しても緑色の品種もあります。)
完熟になると果頂部が裂けてきます。

こちらの記事も是非参考にしてみてくださいね。

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3-2.旬のいちじくはそのままスプーンで

完熟した旬のいちじくは、ぜひ縦に半分に切ってスプーンですくって食べてみてください。皮を剥く手間も簡単に食べられます。冷蔵庫で程よく冷やすと更に美味しいですよ。凍らせてシャーベットのような触感を楽しむのもおすすめです。

いちじくは摘み取ってからすぐに劣化が始まりますから、できるだけ早く食べきってしまいましょう

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。いちじくの旬についてまとめると以下の通りです。

  • いちじくは品種によって夏と秋の2回旬がある
  • 市場に出回るのは5月から11月くらいまでで、最盛期は8月と9月である
  • 美味しいいちじくは、硬さと色付きで見分けよう

今年もいちじくの季節がやってきましたね。小出農園では少数かつ事前予約制ではありますが、樹の上で完熟したいちじくを朝採取しその日のうちにクール便で配送いたしております。いちじく農家直送の朝採れ完熟いちじくを是非お試しください。(ご予約は こちら から)

  • この記事を書いた人
いちじく農家の長男

いちじく農家の長男

小出農園の長男です。いちじくについて分かりやすく伝えられるようがんばります。

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